備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

自転車に興味があるなら「気がつけば100km走ってた 鶴見辰吾」を読んでみよう

気がつけば100km走ってた

 

my本棚89冊目は俳優の鶴見辰吾さんによる自転車本です。
当ブログで紹介してきた本の中では異色なものにあたると思いますが、単純にロードバイクに興味があるので読んでみました。

 

鶴見さんといえば私の中では金八先生のイメージが強いんですが(リアルタイムでは見てないですよ、念のため)、2007年には自転車活用推進研究会から二代目自転車名人に選ばれているんですね。(ちなみに初代が故・忌野清志郎さん、三代目は当ブログで何度か取り上げた勝間和代さんみたいです)

 

今回紹介する本は、そんな鶴見さんが自転車にハマったきっかけから経験したこともろもろ、おすすめのレースやコースなど、ロードバイクにまつわる事柄が網羅されています。

 

私がロードバイクに興味を持っている理由は習慣的に運動したいからなのですが、著者も自転車を世間におすすめしている理由としてダイエット効果が高いことを挙げています。

仕事柄、体型の維持や体力作りに関しては、がんばっていた方だと思う。スポーツクラブにも通っていたし、ジョギングもしていた。だけどなかば義務感から取り組んでいたのでぜんぜん楽しくなかった。<中略>ところが、自転車に乗り始めて1か月もすると、どんどん体重が落ちてきた。自転車を始める前は68キロで体脂肪率は19%だったものが、09年6月の段階では59.8キロ、8.7%!こんなに体が絞れるとは、正直、驚きだった。

 著者はかなり長距離走っているということもあるでしょうが、かなり効果は高そうですね。食べても太らないどころか、むしろ食べないと危険なレベルなのだとか。そのほかにも早寝早起きが習慣になったそうで、自然と健康的な生活を送れるようになるみたいですね。

 

ほかには、著者おすすめの日本各地の絶景コースが紹介されています。北海道なら新千歳空港から支笏湖へ向かうコース、千葉県の南房総を周るコース、山口県周防大島1周コースなど、津々浦々です。想像するだけでも楽しそうですね。

ロードバイクは初期費用がけっこうかかるのでまだ悩み中ですが、興味のある方はぜひ読んでみて下さい~。

 

気がつけば100km走ってた

気がつけば100km走ってた

 

 

<余談>

前回の更新から結構日が経ってしまいました。実は他に読んでいた本があったんですが、長さと読みにくさに挫折…。 

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)

 

 以前取り上げた「夏への扉」と同じロバート・A・ハインラインの名作なのですが、やはり翻訳が1960年代と古く、(少なくとも私には)今読むには辛い文体でした。「桃色の鮭」ってなんだよ…。

SF小説はこれからも読んでいきますが、もう少し年代が新しいものにしておこうかと思います~。