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備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

タイムトラベルの古典的名作「夏への扉」を読んでさわやかな気分に包まれました

SF小説 小説

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

my本棚75冊目は超有名SF小説夏への扉」です。
今更ながらSF小説を読みだした私ですが、とにかく何から読んだらいいかわからなかったのでおすすめを調べてみると、必ずと言っていいほどこの本が挙がっています。

 

著者のロバート・A・ハインライン(1907年生~1988年没)はSF界の代表とも言える作家で「SF界の長老」とも呼ばれているのだとか。この作品も1956年に発表されたものですからもはや古典と言ってもよいレベルではないでしょうか。

実際、この小説は「タイムトラベル」ものに属するわけですが、基本の舞台が1970年、未来の世界が2000年なので、もう我々はさらに未来の中を生きています。

しかし、小説自体は色あせていなく、今読んでも納得の面白さでした!

 

<あらすじ>

ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかが夏に通じていると信じているのだ。1970年12月3日、このぼくもまた夏への扉を探していた。最愛の恋人には裏切られ、生命から二番めに大切な発明まで騙しとられてしまったぼくの心は、12月の空同様に凍てついていたのだ! そんなぼくの心を冷凍睡眠保険がとらえたのだが……巨匠の傑作長編

 この作品では冷凍睡眠技術といったタイムトラベル要素と、「文化女中器(ハイヤード・ガール)」と呼ばれる家事用ロボットが登場するといった科学的要素の2つが混ざり合ったSF小説です。

その中に、恋愛や友情、裏切りなど人間の感情ドラマが合わさったロマンティックなストーリーとなっています。読後感はとてもさわやかで、10代の人たちにもぜひ読んでいただきたいです。

 

ただし、福島正実さんによる訳は1963年発表ということもあり、今読むには若干辛いですw語尾が「~よござんすよ」とか出てきて思わず笑ってしまいました。どうも2009年に小野芙佐さんによる新訳が出ているようなので、今から読む方はそちらがいいかも知れません。

夏への扉[新訳版]

夏への扉[新訳版]

 

 

この「夏への扉」はハインライン氏の初期の作品にあたり、日本での人気は絶大ですが、本国アメリカではそれほどでもないのだとか。中期以降は作風が社会的、政治的になっているそうで、岡田斗司夫さんも「宇宙の戦士」、「月は無慈悲な夜の女王」という作品をおすすめされていました。ぜひそちらの方も近いうちに読んでみたいと思います!

 

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)

 

 kindle版もあります! 

夏への扉

夏への扉