備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

【113冊目】最後まで一気読みしたくなる「銀河英雄伝説7 怒濤篇」

銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)

英伝は自分の中で勝手に月1連載的に記事にしようと思っていたんですが、5月は読み終わっていたものの記事にできず、6月にずれ込んでしまいました。

とはいえいよいよ7巻まで来ました。フィナーレに向かって舞台が整いつつあるように感じますが、今巻はその“前夜”といった雰囲気があります。

 

<あらすじ>

短い退役生活に別れを告げ、“不正規隊(ザ・イレギュラーズ)”を率いて独立を宣した星系自治体エル・ファシルに合流したヤンは、イゼルローン要塞奪還に着手する。二度目のイゼルローン攻略でヤンが仕掛けた奇計とは?一方、自由惑星同盟を完全に粉砕するため、首都ハイネセンへ艦隊を差し向けたラインハルトに、同盟軍の老将ビュコック率いる艦隊が最後の抗戦を試みる。圧倒的に不利な状況の下、護るべきもののために立ち上がったビュコックとの激戦を経て、ラインハルトの胸に今はもういない親友の思い出が去来する。徐々に安定へと向かう新銀河帝国だったが、要である人物にかけられた謀反の疑惑によって、再び暗雲が兆そうとしていた……。

 

 今巻はヤンとラインハルトが再び激突する前の足固めといった感じです。「怒濤」という副題がつけられていますが、読んでみた感想としては何となく嵐の前の静けさというような印象を持ちました。

 

ほとんどみなしご状態のヤン一党はイゼルローン要塞を再び拠点とする一方、銀河をほぼ手中にしているラインハルト帝国はもはや最大の敵が内部にいる状況になっています。

 

ただ、これが10巻まで続く物語の布石であることに疑いの余地はありません。ますますこの先の展開が気になってきました。特にところどころでヤンの死が匂わされているのが超気になります…!ついでに言うとユリアンの三角関係の行方も気になります…!今まで1カ月に1巻ペースでゆっくり読んできましたが、ここまで来たら一気読みしてしまおうかと悩み中です!w

 

銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)

銀河英雄伝説〈7〉怒涛篇 (創元SF文庫)

 

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銀河英雄伝説7 怒濤篇 (らいとすたっふ文庫)

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