備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

自転車に興味があるなら「気がつけば100km走ってた 鶴見辰吾」を読んでみよう

気がつけば100km走ってた

 

my本棚89冊目は俳優の鶴見辰吾さんによる自転車本です。
当ブログで紹介してきた本の中では異色なものにあたると思いますが、単純にロードバイクに興味があるので読んでみました。

 

鶴見さんといえば私の中では金八先生のイメージが強いんですが(リアルタイムでは見てないですよ、念のため)、2007年には自転車活用推進研究会から二代目自転車名人に選ばれているんですね。(ちなみに初代が故・忌野清志郎さん、三代目は当ブログで何度か取り上げた勝間和代さんみたいです)

 

今回紹介する本は、そんな鶴見さんが自転車にハマったきっかけから経験したこともろもろ、おすすめのレースやコースなど、ロードバイクにまつわる事柄が網羅されています。

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天才になるための3つの能力をノート術で高めよう 「あなたを天才にするスマートノート 岡田斗司夫」

あなたを天才にするスマートノート

 

my本棚88冊目は天才になるためのノート術について書かれた本です。天才って努力でなれるものなの?とタイトルでびっくりしてしまいますが、内容としては著者独自のノートを使った思考法です。

性格が分かれば人生が分かる「人生の法則 岡田斗司夫」

「オタクの息子に悩んでます 岡田斗司夫」は究極のモテ本だと思う

 

岡田さんの本については他にも何冊か記事にしていますが、読むたびにその奇才っぷりに驚かされます。しかし今回の本を読めばなぜ著者は奇才なのか、独自の観点から物事を考察できるのかがわかります。

しかも、このノート術を使いこなせば最低でも岡田斗司夫程度にはなれると本人が書いています!これはもう読んで実践するしかないでしょう!

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生きてくことに悩んだら「中村天風と『六然訓』 合田周平」を読んでみよう

中村天風と「六然訓」 変革を実現する哲学 (PHP新書)

 

my本棚87冊目は工学博士で電気通信大学学長顧問である合田周平さんによる、中村天風氏の解説書です。

中村天風氏は思想家・実業家で、若くして病気を患ったことから世界中を放浪し、心身の修行の末病気を克服した後にその思想を広め、京セラの創業者稲盛和夫さんといった多くの著名人から師事された方です。

 

著者の合田さんも中村天風氏に師事した一人です。東日本大震災を経て、国家や個人がどう生きていくべきなのかを、天風の思想から説いています。

スピリチュアルなものとして警戒される人もいるかも知れませんが、精神的な話といってもむしろ武士道の様な「心構え」について天風氏も合田さんも説かれているので、仕事や生活の上でとてもためになる知見かと思います。

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三国志に並ぶ名作!「銀河英雄伝説2 野望篇」

銀河英雄伝説〈2〉野望篇 (創元SF文庫)

 

2017年1冊目、my本棚86冊目は田中芳樹さんのSF小説銀河英雄伝説の2巻です。
1巻から2カ月も空いてしまいましたが、まだこれでも10分の2なんですよね。先は長いな~という感じですが、いざ読みだすと先の展開が気になって一気に読み終えてしまうという、中毒性の高い作品です。

 

ほんと、なぜこの作品を高校生とか、せめて大学生の時に読んでおかなかったんだろうかと後悔する位面白いです。もっと早く読んでおけば、本や小説を読む楽しさにもっと早く気づけたのにな~と思います。30年も前の作品ですが、今読んでも古い感じは全くしないのもすごいです。

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ブロガーにとって大切なことがわかる1冊「職業、ブックライター。 上阪徹」

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

 

my本棚85冊目は本のタイトル通り、ブックライターとして活動されている上阪徹さんの本です。

俗にゴーストライターなどとも呼ばれますが、経営者やスポーツ選手などにインタビューを行ない、本に仕立てていくお仕事を著者はブックライターと名付けています。

 

副題は「毎月1冊10万字書く私の方法」です。このブログで1500字の記事を書くにも一苦労な私にとって、どうやったらそんなに書けるんだと気になり、この本を手に取りました。

読んでみると、内容が非常に実践的でなるほどなと思うことばかりでした。しかし、それよりもびっくりしたのが、著者が手掛けた本の中のひとつに私が学生時代から心の支えになっていた「プロ論。」があったこと。

 

プロ論。

プロ論。

 

 50人の著名人の仕事や思いがまとめられた本なのですが、自分がどう生きていこうか迷った時、定期的に読み返しています。一生懸命の大切さを気づかせてくれる本です。

 

…このまま違う本の紹介になってしまいそうなので話を戻しますが、上阪さんのプロ意識が随所に見られる良い本でした!

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一人ひとりが権力を手にする時代とは 「第五の権力 Googleには見えている未来」

第五の権力---Googleには見えている未来

 

my本棚84冊目はGoogleの会長エリック・シュミットと、GoogleシンクタンクGoogle Ideas創設者兼ディレクターで2013年には“世界で最も影響力がある100人”にも選ばれているジャレッド・コーエンによる共著です。

 

タイトルの第五の権力は、立法、司法、行政のいわゆる三権、政府を監視する報道機関の第四の権力に次ぐもので、世界中の人々がオンラインで繋がったときに手にする新しい権力のことを指しています。

そんなパワーを自分も手にしつつあるなんてびっくりしますが、確かに今更説明する必要もない位、インターネットは水や電気といったインフラと同様、欠かせない存在になっています。

今はまだ先進国でしか普及していないかもしれませんが、2025年には世界人口80億人のほとんどがオンラインで繋がると予想されています。

 

仮想世界と現実世界のはざまで我々はどう生きるのか、国家や政治はどう変わっていくのか、戦争やテロはなくなるのか、二人の天才が予想する未来が書かれています。刺激的な一冊です。

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おカネよりも大事なものがわかる「竹中先生、『お金』について本音を話していいですか?」

竹中先生、「お金」について本音を話していいですか?

 

 

my本棚83冊目はホリエモンこと堀江貴文さんと経済学者で慶応義塾大学教授の竹中平蔵さんによる対談本です。

この本は2014年10月に“おカネ論”というテーマで行なわれたお二人の対談がまとめられたものです。ただ、話題はおカネだけにとどまらず、スマートフォンや地方創生、東京オリンピックについてなど多岐に渡っています。

時代を一歩どころか百歩も二百歩も先に進んでいるであろう堀江さんと、小泉純一郎と共に規制緩和郵政民営化を推し進めた竹中さんによる対談は、未来を何とか見通したい私にとっては学びの多い一冊でした。

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