性格が分かれば人生が分かる「人生の法則 岡田斗司夫」
my本棚72冊目は奇才(と私が勝手に呼んでいる)岡田斗司夫さんによる、人間と人生についての本です。岡田さんは独創的な思考でいつもいつも驚かされます。
「オタクの息子に悩んでます 岡田斗司夫」は究極のモテ本だと思う
周りからの評価があれば「僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない」
この本を手に取ったのは、何となく人間の心理に興味があって、人をタイプ分けできたらそれに応じて接し方を変えたりできるんじゃないかと思っていたからです。
副題の「欲求の4タイプで分かるあなたと他人」の通り、まさに私の求めていたものにドンピシャだったわけですが、実はそれ以上の深い深い人間への考察が書かれていてびっくりしました。
この本で書かれている内容は著者が大阪芸術大学で実際に行なっていた講義の中のひとつで、特に反響が大きかったものだそうです。
講義でもこの本の中でも、まずは簡単なテストを受けさせられます。そのテストにより自分が4つのタイプのうちどれなのかがわかります。テストはネットでも無料ですぐ受けることができます。
4タイプは注目型・司令型・法則型・理想型に分かれます。それぞれの型についての詳しい説明もテストを受けた後見ることができるので、ここでは割愛します。
私は本を読んだ時の結果は理想型で、ネットでの結果(多少設問に変更が加えられています)は法則型でした。でも、傾向を読んだ限りでは司令型になると思います。実際、司令型の人はテストの判定で他のタイプが出てしまうことが多いんだそうです。
司令型の基本的欲求は勝負にこだわる所だそうです。もうこれだけで間違いないなと思ってしまいましたw悪い癖だなと思いつつも、勝ち負けを自分の中で勝手に判断してしまうんですよね。
さらにこのテストが優れているのは、タイプによる関係性もわかるというところです。例えば、司令型の人は法則型の人に憧れを感じ、注目型の人を軽視する傾向があるそうなのですが、確かに思い当たる点がバシバシありました。そして理想型の人が一番考え方としては遠いそうなのですが、確かに理解するのが難しいです。
ただ、その傾向が分かれば今後は相手のタイプ次第で接し方も工夫できそうなので、今までよりも人間関係が円滑にいくのではと思っています。
そして、冒頭でも少し書きましたが、この本は単なる性格判定だけでは終わりません。そもそもなぜ人間には動物にはないであろう性格というものがあるのか?自分の信念や価値観によっては死を選ぶという、動物にはあり得ない行動を起こすのか?それに対する著者ならではの考察が綴られています。
その考察についてはネタバレになってしまうので詳しく書けませんが、さすが奇才!と思わずにはいられませんでした。ぜひ読んでみて下さい~!