読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

最強の横綱はこうして作られた 「白鵬のメンタル 内藤堅志」

白鵬のメンタル 人生が10倍大きくなる「流れ」の構造 (講談社+α新書)

 

突然ですが、あなたはもし強い力士を目の前にして、その力士に敬語を使わず話しかける事ができますか?
想像してみて下さい。私はたぶん、いや絶対にできません。敬語使うでしょう。
年齢とか関係なく、その大きさを間近に感じてしまうからです。
それは、単に体の大きさだけでなく、心の大きさもあると思います。


2年ぶりに再開したこのブログのmy本棚21冊目は、平成の大横綱白鵬について書かれたものです。
この本自体は結構前に読んだものですが、ぜひこのブログに書評を書いておかねばと思った1冊です。
モンゴルから来た体の小さい少年が、日本の国技の大横綱になった秘訣がわかります。

 著者の内藤堅志さんは白鵬のメンタルトレーナーで、白鵬と出会ったのはまだ彼が体が小さい「その他大勢」の力士だった頃との事です。
トレーナーとして白鵬を見守っていく中で、どの様に成長していくのかが詳しく書かれているのですが、ざっと要約すると、

イチローと同じく「流れ」を意識する
・謙虚な気持ち、感謝する心を持つ
・客観的な目線を持ち、改善していく

という様な事になるかと思います(ほんとにざっとです。すみません。)

稽古や準備のリズムを崩さないこと。こういったルーティーンがあるとストレスがかからず、精神面が安定し、良い結果につながるようです。

また、どんな時でもどんな人からも学ぶ姿勢が人を成長させるのだという事がこの本を読むとわかります。傲慢な人には成長出来るような流れはやってこないのです。

そして、問題点を冷静に分析し、対応していく事が重要なのだと感じました。
人はえてして自分を平均より上、周りの人より上と思ってしまいがちなのですが、そこを客観的に捉えられないとダメなんです。

世の中に自己啓発本は数あれど、やはり結果を出した人(それもとても大きな)の行動パターンを知れるのは希少でしょう。
最近はダーティーなイメージが付いてしまっていてやや残念ですが、この本を読めばきっと白鵬に対しての見方が変わってきます。

考えてみて下さい、たった一人で外国に行って、その国が得意としているもので一番になれますか?並大抵の事ではありません。
そのメソッドが垣間見えるこの本、必読だと思います。