備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

【104冊目】「座らない!成果を出し続ける人の健康習慣」を読んで正しい食事・運動・睡眠を学ぼう

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣

 

my本棚104冊目は健康に関する本です。著者のトム・ラスさんはアメリカの世論調査会社ギャラップに所属している人間行動学の専門家です。以前当ブログで紹介した幸福の習慣の著者でもあります。

また、この本は以前勝間和代さんが紹介していて、読みたいな~と前々から思っていました。健康に関してはこのブログではあまり言及していませんが、結構興味があります。というのも、体が本調子でないとパフォーマンスの低下が著しいし、気分よく過ごせないと自分でわかっているからです。なので私はお酒も普段飲まないし(単純に飲めないというのもありますが…)、睡眠は少なくとも6時間以上は取る様に心掛けています。

今回紹介する本には、食事や睡眠、運動が健康面に与える影響について詳しく書かれています。この本に書かれている行動を実践すれば、もれなく健康になれること請け合いです!

 

本のタイトルにもなっている「座らない!」は、デスクワークなどにより「身体不活動」の状態に長時間おちいっている現代人に警鐘を鳴らすものです。

ほんの1世紀ほど前まで人類は、ほとんどが農業に従事していて立った状態で一日を過ごしていました。それが今では平均9.3時間も座った状態でいるそうですから、寝ている時間よりも長くなっています。

人間の体はこのような環境に適応するようにつくられていません。結果として多くの人が肥満体になり、糖尿病を患うなど深刻な健康問題を引き起こしています。たとえ食事に気を付けて1日30分運動するのを日課にしても、毎日9時間以上の座位に伴う悪影響を相殺できません。

このため著者は、現状より少しでも運動量や時間を増やすことをすすめています。全く運動習慣がないなら1日15分でも歩くのでも、寿命を延ばす効果があるそうです。

 

また、食事の面では健康に大きな影響を与えるのはカロリー量ではなく食品の種類だという研究結果が出ているのだとか。炭水化物や糖類は避け、野菜や果物、魚や肉などのタンパク質を積極的に摂ることを推奨しています。

 

そして睡眠の重要性についても書かれています。ある心理学者の研究によると、アメリカ人の平均睡眠時間が6時間51分なのに対し、音楽家やスポーツ選手の一流のプロは平均8時間36分も眠っていたそうです。

普通ですと仕事などで生産性を上げるには、睡眠時間を削って仕事の時間を増やそうと考えがちですが、反対に睡眠を十分にとって体のパフォーマンスレベルをあげることで生産性を上げるのが正しい方法だと言えそうです。

 

と、ここまで書いたほかにも運動・食事・睡眠に対するたくさんの研究結果や事例が紹介されています。ぜひこの本を読んで健康習慣を身につけ、心身ともに充実した生活を目指してみて下さい~。

 

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣