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備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

まだ読んでない方のためにさらっと紹介「騎士団長殺し 村上春樹」※抽象的なネタバレ含む

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

my本棚98冊目は先日出版された村上春樹さんの新刊、騎士団長殺しです。

7年ぶりの長編小説ということで、首を長くして待った方も多いと思うんですが、私もその一人です。毎度毎度ニュースになることや爆笑問題の太田さんなどアンチも多いのでブログ記事にするのもためらってしまうというのが正直なところなんですが、それでも村上主義者のはしくれとしてやはり記事にしておこうと思います。

 

村上春樹ファンのことを「村上主義者」と呼びたいとご本人が↓でおっしゃってます。

 

村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

 

 

基本的に著者の作品は発売前には内容が明かされないんですが、今回は「騎士団長殺し」というタイトルだけで期待が高まりました。騎士団長って、まさか今回は中世の話?と思いましたが、普通に現代の話でした。

 

既に読み終えたという熱狂的なファンの方は少なくないと思うんですが、まだ発売されて間もないですから、ネタバレは少なめに感想を書いてみます。

 

<あらすじ>

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

 新潮社公式サイトより。これを読む限りは著者のいつもの小説のスタイルかなって感じに見えますが、実際そうで、良い意味で期待を裏切りません。今回も村上春樹節は満載でした。好きな人は抵抗なく読めるでしょうし、好きではない方はあえて手に取る必要はないでしょう(笑)

 

騎士団長というのも、はっきり言ってしまえば著者の小説で度々出てくる謎の登場人物(?)というか、概念です。「羊を巡る冒険」の羊男や、「海辺のカフカ」におけるカーネル・サンダースとかが近いでしょうか。

そういう意味では、今回の作品は「ノルウェイの森」や「色彩を持たない田崎つくる~」あたりのリアリズム小説とは違い、ファンタジー要素があるものに分類されると思います。

 

読み終えた感想としては、「あっちゃんとまとまってるな」というのが本音です。著者の作品って結局どうなったのかわからない(そこがいいところだと思っていますが)のが多いんですが、今回はオチがついていました。これはこれですっきりするのですが、読後感にザラッとしたものがないのが物足りなく感じる村上主義者もいるかもしれませんね。

 

なるべく具体的な内容は書かないようにしてみたので、気になった方はぜひ読んでみて下さい~。第1部、2部とあるので読み応えありますよ!

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

  

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 

<3月25日追記>

上の方で紹介した「村上さんのところ」、あまりに質問&回答数が多くて読んでも読んでも読み終わらないというすごいボリュームなんですが、書くつもりはないけど思いついた小説のタイトルのストックはありますか?という質問に対しての回答を読んでびっくりしました。

「髭剃り魔人の逆襲」とか「平将門の憂鬱」とか「海亀が吠える岬」とか「うさぎさんとうなぎくん」とか「応援団長殺し」とか、タイトルのストックならいくらでもあります。

応援団長殺し!? 
騎士団長ではなくて応援団長殺しとは…冗談なのか本気なのか(笑)この時すでに騎士団長殺しも書き始めていたんでしょうか。かえって謎が深まります…汗