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備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

瞑想・マインドフルネスを仕事に役立てたいあなたに 「マインドフル・ワーク」

マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

 

my本棚64冊目は最近流行の(?)瞑想、マインドフルネスについて書かれた本です。
先日NHKの「ガッテン!」でも瞑想の特集があった様ですが、アメリカでの研究の成果や企業の取り組みがまとめられています。
著者はデイヴィッド・ゲレスさん、訳者は岩下慶一さんとなっています。

 

瞑想といえば、当ブログで一番人気の記事は瞑想に関する本なんですよね。

上の本は瞑想のメリットややり方について書かれていて、私もこの本を読んで瞑想に取り組んだおかげで眠りの質が高まったと感じています。
いっぽう、今回紹介する本には科学的に見た脳への影響や、多くのビジネスリーダーやスポーツマンが瞑想をしている事例が書かれています。

時代の先端を走っている人は、みな瞑想を習慣にしているようですよ!

 

瞑想、マインドフルネスというと宗教的な雰囲気があって、敬遠してしまう雰囲気がまだあると思います。私も日常会話で瞑想の話をするのはためらうのが本当のところです。

瞑想が仏教に源流があるのは事実でしょうが、脳科学の観点からみれば合理的なメリットがあるのは疑いようもなく、既にアメリカの企業では社会的にも経済的にも利益があるとしてマインドフルネスを積極的に取り入れている様です。
それが日本にも逆輸入してきている段階でしょうか。

 

マインドフルネスの研究者であるカバット=ジン博士は、マインドフルネスを「特定のやり方で、意図的に、この瞬間に何ら判断を加えることなく注意を向けること」と定義しています。

「瞑想」と言われると宗教チックで概念的な雰囲気がありますが、「マインドフルネス」と言われれば実践的な手段の様に考えることができそうですよね。

 

そしてマインドフルネスを実践することで得られるものとして、ストレス軽減、集中力、他者への思いやりを挙げています。

8週間のマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)の実験結果を引用すると、

一日平均二十七間のマインドフルネス瞑想をした被験者たちは、ストレスが明らかに減ったと報告した。そして、彼らの脳はその言葉以上に多くを語った。実験前と実験後、二か月を経た脳の写真は、学習、記憶、自己認識の中枢となる海馬部分で灰白質の密度が増加していたのだ。

と書かれています。また、ストレスを感じると活性化される脳の扁桃体という部分が、瞑想により縮小したという研究結果もあるのだそうです。

 

さらに、マインドフルネスを行なうことで自分の身体や意識に敏感になることで、他者への配慮も深くなると言われています。

政治家や警官、IT企業のエンジニアなどが瞑想を通して思いやりの精神を育んでいる事例が書かれているほか、瞑想を行なっている人の方が人に席を譲るといった行動をとる割合が高いという実験結果もあるようです。

 

あまりにも多くの情報にあふれ、ストレスを感じやすい世の中。ぜひこの本を読んで瞑想にチャレンジしてみてください。

 

 

マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える

マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える