備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

ツイてないな~と思ったら「人生確率論のススメ 勝間和代」を読むといい

 

人生確率論のススメ (扶桑社新書)

 

my本棚41冊目は当ブログで何度か取り上げている勝間さんの本です。
前回の村上さんと同じく、勝間さんもアンチが多いのでちょっと記事にするのが怖い部分もあるんですが、アンチがいるというのはそれだけ人気があるということでもありますよね。

働く女性や働き始めの男性は読んでおきたい「会社でチャンスをつかむ人が実行している本当のルール 福沢恵子 勝間和代」 - 備忘録的 本棚ブログ

お金の事を勉強するとっかかりに! 「勝間和代のお金の学校」 - 備忘録的 本棚ブログ

 

勝間本の中では今回も割りとレアな本をチョイスしてみました。
結構「運」というものについては皆何となくしか考えて来なかったと思うんですが、勝間さんは運についてロジカルに考察しています。

運だから…とあきらめてしまう前に、まずこの本を読んで運とは何なのか、運を味方につける方法を学んでみてはいかがでしょうか。

 

 前書きで勝間さんは、運を「特定条件の下での確率のばらつき」と定義しています。
一回一回のチャレンジや結果というのは、条件(例えば時代、国、環境)にもよるし、ばらつきもあるから成功するとは限りません。

しかし、麻雀とかポーカーといった運の要素が強そうに見えるものでも、ゲームを積み重ねていくと結果に差が出てくるもの。
つまりは運というものはばらつきがあるだけで、正しい努力やチャレンジを続けていけば、運に左右されず結果を出せるものなのだと著者は主張しています。

 

なので、実は自分は運がいいとか悪いとか考えるのはあまり意味がないことで(運がいいと思いこむのはポジティブシンキングなので良い結果につながると思いますが)、ひたすら夢や目標に向かってチャレンジを続けるというのが正解の行動になるようです。

 

そして、ばらつきのある確率を高めるための方法として、

①人の輪を広げる(利他の精神を持つ)
②できないことを明確にする(自分の得手不得手を把握し、苦手なものを無理してやらない
③とりあえずやってみる(完璧主義に陥ると、身動きを取りにくい)

これらのことが挙げられると思います。
私は②は自分なりに考えて、なるべく好きなこと、得意なことだけで仕事や生活をしていこうとしていますが、まだまだ①、③ができてないな~という感じです。

大事なのは運や環境のせいにせず、自分の思考や行動を変えることなのではないでしょうか。
自己啓発書には似たようなことが結構書いてあると思いますが、勝間さんは運をロジカルに説明してしまう所がさすがですよね。
これからも勝間さんから色々な気付きを得たいです!

 

人生確率論のススメ (扶桑社新書)

人生確率論のススメ (扶桑社新書)