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備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

これ1冊で丸わかり 「異常気象と温暖化がわかる 河宮未知生」

異常気象と温暖化がわかる ~どうなる? 気候変動による未来~ (知りたい! サイエンス イラストレーテッド)

 

my本棚32冊目は珍しくサイエンス系の本となります。
異常気象とか地球温暖化って言葉はTVなどでよく聞くと思いますし、最近は猛暑とか大雨のニュースが多いですよね。

でも意外と中身をちゃんとは知らない方が多いのではないでしょうか。現在進行形の現象だから、学校の授業とかではたぶん扱われていないと思います。

特に、地球温暖化については懐疑論とか陰謀論とかもあって、ホントに温暖化してるの?って方も多いのではないでしょうか。そういう疑問を持っている方にこそ読んでいただきたい本です。

 

この手の本を他にも読んだことがありますが、まず温暖化の懐疑論については、もはや「まだそんなこと言ってるの?」というのが科学的な見方になると思います。

IPCCという団体をご存知でしょうか。地球温暖化の問題を考えるために1988年に設立された国連の組織なのですが、2013年から順次発表されている第五次評価報告書によれば、

地球温暖化は疑う余地がなく、20世紀半ば以降に観測された温暖化の要因は人間活動であった可能性が極めて高い」

と記載されているとのことです。
で、この報告を受けてなお陰謀論を唱えている人も少なくない様ですが、これは陰謀というより、経済的に対立していて温暖化対策が進まないというのが実際の所だと思います。

先進国は今まで人間活動(=経済活動)をさんざんやって、温暖化の主な原因である二酸化炭素(CO2)をばんばん輩出してきたわけです。
一方、新興国はこれから経済活動を活発化させていきたいのに、CO2を出すなと言われたら、先進国はズルい!ってことになりますよね。

そんなこんなで、先進国と新興国の間で思惑があり、地球全体の問題である温暖化の抑制が進まない、ということみたいです。

 

…ちょっと話が飛躍してしまいましたが、この本では温暖化の原因やこれまでの経過はもちろん、今後さらに温暖化が進むとどんな影響があるのかわかりやすく書いてあります。

基本的には、温暖化が原因で日本の国内外を問わず異常気象が起こっていて、今後温暖化が進めばさらに異常な気象が予測される…という話です。
ちなみに、異常気象は気象庁の定義では、30年に1回の出現率の現象となっているようです(TVでは頻繁に聞いている気がしますが)。

 

文章が固くなく、図解もたくさん載っているので、スラスラと読んでいけますから、入門書として最適ですね。

 

 kindle版も出てます