喫茶店、カフェで勉強や仕事をする方必読! 「15分あれば喫茶店に入りなさい。 齋藤孝」
my本棚14冊目は、本好きなら知らぬ者はいない、齋藤孝さんの本です。
著者は明治大学の教授でありつつも多数の本を出版し、
更にはテレビにもひっぱりだこの大変な人気者です。
実は私は著者の事は知っていても本を読んだことがなかったので、
試しに1冊読もうと思ったとき、この本が目に飛び込んできました。
私は資格の勉強をするのに自宅ではいまいちはかどらなかったため
チェーン店のカフェやファミレスに通い、今も読書やリラックスのために
コーヒーを飲みに行くカフェ好きです。
そこで著者のカフェ活用術とはどんなものかと読んでみたら、
色々と気付きがありました。
まず著者は、15分でもスキマ時間があったら喫茶店で仕事をすると書いています。
数百円というコーヒー一杯分の値段で空間を確保でき、
プライベートではないけど自由に使える場所
(ニュートラルな場所だとも表現しています)だというのが利点だと主張しています。
また、喫茶店に入る事で強制的にやる気スイッチが入るという効果もあるようです。
私も意識していませんでしたが、これらの利点を大いに活用していました。
ただ、15分でもカフェに入る積極性や抱える仕事はなかったので、
これからは数百円の出費を惜しまず、生産性をあげる努力をしていこうと思います。
先伸ばしにしているだけで、やれることは探して作ればいくらでもありそうです。
また、著者には喫茶店に入るときに持っていく七つ道具があるそうです。
手帳、クリアファイル、三色ボールペン、A4用紙、ノート、電子辞書、
時計(ストップウォッチ)の7つで、用途も細かく決まっています。
言わば仕組み化しているわけですが、ここまで具体的に詰めてから道具を用い、
仕事している人は少ないでしょう。
三色ボールペンだけでも1冊本を書いている様ですが、
それだけアウトプットができるのは、とことん仕組み化して
インプットの効率を極限まで高めているからに違いありません。
そして、著者はスキマ時間だけでなく、コミュニケーションの場や
人間観察の時間としても喫茶店をフル活用しているのだそう。
ここまで来ると喫茶店がどうのというよりは著者の仕事術になってきますが、
この辺も読めばためになるかと思います。
喫茶店、カフェを通して著者の仕事ぶりを知ることができます。良い本でした!
kindle版、お安くなっているようです~。