備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

これからの時代を生き抜くために 「池上彰の教養のススメ」

 

池上彰の教養のススメ 東京工業大学リベラルアーツセンター篇

 

my本棚4冊目は、テレビのわかりやすい解説でおなじみの池上彰さんの本です。
池上彰さんはたくさんの本を出版していて何冊か私も読んでいますが、
特におすすめの1冊です。


失われた20年と言われ、すっかり国際的な競争力を欠いてしまった日本。
かつての栄光も、今は見る影もないように思えます。
世界に通用する企業も気づけば少なくなっています。


ただ、本書を多くの人が読めば、これからの日本が変わるかも知れません。

 


本書では、教養が「最強の武器」になるとしています。
経済成長とともに、実学的な分野が重視され、教養が軽視された結果が今の日本。


そしてここへ来て再び教養が脚光を浴びています。
教養なしでは、なにも生み出す事ができないというのに気付き始めたからです。


一見、すぐに役に立たない教養こそが、人・自然・世界を知る方法であり、
いわゆる世の理を知る手段となると著者は主張します。


学生時代は、答えがあるものに対して向かい合わなかったのが、
社会に出ると突然、答えのないものに向かい合わなければなりません。


それでは、戸惑ってしまう人が多いのも無理はありません。
戸惑いを無くすには、教養を身に着け答えのないものに答えを出していく
しかないでしょう。


自己啓発的に読書をしている私ですが、この本を読んで
ますます本をむさぼり読みたくなりました!