備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

【119冊目】独自のヒットを生み出したいなら「ニコニコ哲学 川上量生の胸のうち」を読んでみよう

my本棚119冊目は先日も当ブログで紹介した川上量生(のぶお)さんの本です。ウェブメディアcakes(ケイクス)を運営している加藤貞顕さんが川上さんにインタビューした内容がまとめられた1冊となっています。 ↑の本を読んで今更ですがすっかり川上さんのファ…

【118冊目】コーヒー一杯分の値段で最先端のネットメディア情勢がわかる「新しいメディアの教科書 佐々木俊尚」

my本棚118冊目はジャーナリストの佐々木俊尚さんの新刊です。こちらの本は紙の書籍では出版されていなく、kindleのみの取り扱いとなっているようです。著者が発行しているメールマガジンの内容を再構成したものの様で、199円とお求めやすい価格になっている…

【117冊目】「財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済」を読めば本当のことがよくわかる

更新頻度が低くなっております…もっと本を読みたいんですがあんまり読めていません。すみません。さて、my本棚117冊目は経済評論家の上念司さんの本です。上念さんといえば当ブログでも何度か紹介している勝間和代さんと共に「監査と分析」という会社を運営…

【116冊目】カリスマブロガーになりたいなら未来のシナリオを語れ「カリスマ論 岡田斗司夫」

記事更新が滞っておりすみません…前回の記事から2週間以上も経ってしまいました。一応読書してはいるんですが、記事にしにくい内容の本だったり、長編小説だったりするもので、なかなかブログを書くまでに至らなかったんです。 …と、前置きはその位にして、m…

【115冊目】○○が頭痛の原因だった!女性は水を飲め「頭痛はこれで予防できる! 井奥昇志」

my本棚115冊目は頭痛に関する本です。少し前にも頭痛本を記事にしたんですが、今回は特に偏頭痛に関して知りたかったので手に取りました。 著者の井奥さんは医者であり栄養学博士。そして何よりご本人が重度の頭痛持ちだったそうです。頭痛が辛いということ…

【114冊目】なぜジブリ映画を僕らは繰り返し見てしまうのか?「コンテンツの秘密 川上量生」

my本棚114冊目はニコニコ動画でおなじみの(株)KADOKAWA・DWANGOの社長、川上量生(のぶお)さんの本です。 最近まで知らなかったのですが、川上さんはスタジオジブリの鈴木敏夫さんと出会ったそのままの勢いで見習いプロデューサーとしてジブリに入社して…

【113冊目】最後まで一気読みしたくなる「銀河英雄伝説7 怒濤篇」

銀英伝は自分の中で勝手に月1連載的に記事にしようと思っていたんですが、5月は読み終わっていたものの記事にできず、6月にずれ込んでしまいました。 とはいえいよいよ7巻まで来ました。フィナーレに向かって舞台が整いつつあるように感じますが、今巻はその…

【112冊目】壁にぶつかったら「憂鬱でなければ、仕事じゃない 見城徹 藤田晋」を読め

my本棚112冊目は、出版社の幻冬舎の社長である見城徹さんと、AbemaTVなどでおなじみのサイバーエージェントの社長である藤田晋さんの共著です。 タイトルになっている「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という言葉は見城さん自身の言葉であり、(表紙の文字も…

【111冊目】経営をV字回復させるアイデアを生み出すには 「USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 森岡毅」

my本棚111冊目はマーケティングの専門家としてユニバーサル・スタジオ・ジャパンの経営に貢献した森岡毅さんの本です。 ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは2001年にオープンし、世界最速で来場者数が1000万人を超えるなど華々しいデビューを飾りましたが、…

【110冊目】「人口と日本経済 吉川洋」を読んだら戦後の高度経済成長のカラクリがわかりました

my本棚110冊目は経済学者で東京大学名誉教授の吉川洋さんの本です。去年から今年にかけてベストセラーになっていて書店に入ると必ず見かける本でしたが、ようやく読むことができました。 少子化による人口減少が警鐘されて久しいですが、それに対する政策な…

【109冊目】どのタイプの頭痛なのかハッキリさせることが治療への近道「頭痛をスッキリ治す本 寺本純」

my本棚109冊目は頭痛診療の名医、寺本純さんによる本です。当ブログではあまり扱わない様なジャンルですが、何を隠そう私は20歳を過ぎたあたりから慢性的な頭痛に悩まされていまして、何か対処できることはないかなと思い、こちらの本を手に取りました。 頭…

【108冊目】これ一冊で最先端の知見が得られる「人類の未来 吉成真由美」

my本棚108冊目はサイエンスライターの吉成真由美さんによる世界屈指の知識人のインタビュー本です。 以前にも当ブログで吉成さんの「知の逆転」を紹介しましたが、今回の本は氏のインタビュー本の第三弾ということになります。 (余談ですが…3年前に書いた自…

【107冊目】騎士団長殺しを読んだなら「みみずくは黄昏に飛びたつ 川上未映子・村上春樹」も読んでおこう

my本棚107冊目は作家の川上未映子さんによる村上春樹さんのインタビュー本です。7年ぶりの長編小説となる騎士団長殺しが出版されたばかりですが、それを中心とした村上春樹さんの思いや言葉が綴られています。 このインタビューには騎士団長殺しの内容もたく…

【106冊目】「銃・病原菌・鉄」を読んだらAIに仕事を奪われても平気な気がしてきた

久しぶりの更新となってしまいました。本業がバタバタしていたというのもあるんですが、今回紹介するこちらの本を読みこなすのに思いのほか苦労し、更新が遅くなってしまいました(汗) この「銃・病原菌・鉄」という本は2000年1月に翻訳されたものが出版さ…

【105冊目】戦略と戦術の違いは「銀河英雄伝説6 飛翔篇」を読めばわかる

my本棚105冊目は月に一度のお楽しみ(?)になってきた「銀河英雄伝説」の第6巻です。ようやくこの物語も後半に入ってきました。 これまではラインハルトとヤンという2人の主人公を軸にストーリーが進んできましたが、この6巻からは3人目の主人公としてヤン…

【104冊目】「座らない!成果を出し続ける人の健康習慣」を読んで正しい食事・運動・睡眠を学ぼう

my本棚104冊目は健康に関する本です。著者のトム・ラスさんはアメリカの世論調査会社ギャラップに所属している人間行動学の専門家です。以前当ブログで紹介した幸福の習慣の著者でもあります。 また、この本は以前勝間和代さんが紹介していて、読みたいな~…

【103冊目】ブログが地獄から抜け出す一歩に「肩書き捨てたら地獄だった 宇佐美典也」

年度替りでなかなか読書もブログを書く時間も取れませんでした…。環境が大きく変わった方もそうでない方も、年度替りで心機一転、がんばりましょう~。 というわけで(?)、my本棚103冊目は、東大卒で元官僚の宇佐美典也さんの本です。タイトル通り、著者が…

【102冊目】年間120冊の学術書を読む「米国製エリートは本当にすごいのか? 佐々木紀彦」

my本棚102冊目は、経済情報に特化したネットニュース共有サービス「NewsPicks」の編集長、佐々木紀彦さんの本です。 この本は氏が2011年に出版したもので、当時は「週刊 東洋経済」の記者さんでした。そんな氏が、2年からのスタンフォード大学留学時の経験や…

【101冊目】それぞれの正義がぶつかる「銀河英雄伝説5 風雲篇」

my本棚101冊目は月1ペースで読み進めている銀河英雄伝説の5巻です。全10巻なので、今巻は前半のクライマックスにあたると思うんですが、まさにクライマックスという言葉が相応しいスリルさとダイナミックさがありました。 サブタイトルの「風雲」を辞書で調…

【100冊目】東日本大震災から6年、今こそ「一般意志2.0 東浩紀」を読みなおそう

my本棚もようやく100冊到達です!ブログを再開したのが去年の7月で、そこからだと9か月で80冊ほどの本を記事にしてきました。速読ができないのでスローペースですが、今後も愚直に本を読んでは記事に残していこうと思います。 そんなこんなで記念すべき100冊…

どんな本を読んだらいいか迷ってしまうあなたに 「読まなくてもいい本の読書案内 橘玲」

my本棚も99冊目まで来ました。ブログ運営の記事を見ると、100記事書いてからが本番なんてことがよく書いてあるのですが、これでようやく本番なんですかね。確かにおかげさまで(?)はじめのころよりも本を読むのも文章を書くのも上達したかなと思います。も…

まだ読んでない方のためにさらっと紹介「騎士団長殺し 村上春樹」※抽象的なネタバレ含む

my本棚98冊目は先日出版された村上春樹さんの新刊、騎士団長殺しです。 7年ぶりの長編小説ということで、首を長くして待った方も多いと思うんですが、私もその一人です。毎度毎度ニュースになることや爆笑問題の太田さんなどアンチも多いのでブログ記事にす…

決して折れない鉄の意志「直撃 本田圭佑」

my本棚97冊目はイタリアの名門、ACミラン所属で日本代表プロサッカー選手である本田圭佑さんのインタビュー本です。 私は健康の事を考えて多少の運動はしますが、もともとスポーツに打ち込んでいたというわけではありません。ですがプロスポーツ選手の発言や…

天皇陛下の譲位について気になったので「歴史のなかの天皇 吉田孝」を読んでみた

my本棚96冊目は歴史学者で青山学院大学名誉教授の吉田孝さんによる天皇家の歴史についての本です。 去年からですが、天皇陛下の生前譲位がニュースになっています。譲位の方法についても有識者が議論を交わしている所ではありますが、そもそも天皇とは一体何…

SFの中でも歴史は繰り返すのか「銀河英雄伝説4 策謀篇」

my本棚95冊目は銀河英雄伝説の4巻です。10分の4まで来ました。まだ先は長いですが、読み終えるたびにその後の展開が気になってしょうがなくなります。 <過去記事> 登場人物の魅力が光る「銀河英雄伝説3 雌伏篇」 三国志に並ぶ名作!「銀河英雄伝説2 野望篇…

見えなかったものが見えてくる「ビジネスマンのための『行動観察』入門 松波晴人」

my本棚94冊目は行動観察研究所の所長である松波晴人さんが書いた「行動観察」についての本です。 よく趣味が人間観察です!という方がいらっしゃいますが、簡単に言ってしまえばその人間観察を高いレベルで行ない、ビジネスとして成立させているのが「行動観…

反知性主義を克服するには「知性とは何か 佐藤優」

my本棚93冊目は当ブログおなじみ(?)作家で元外務省主任分析官の佐藤優さんの本です。 著者は日本の政治が急速に「反知性主義」化している事に対し危機感を持ち、知性を復権させる必要があるとこの本で主張しています。 著者が定義する「反知性主義」とは…

なぜ人は退屈だと感じるのか?気になったら「暇と退屈の倫理学 國分功一郎」を読んでみよう

ここ10日間ほど仕事が忙しく、メンタルもやられていたためブログを書くどころか本を読むのもままならない生活となっていました…。ようやく余裕が出てきたので再開です。ひとまず100冊記事を書くまではやめられません。 ということでmy本棚92冊目は哲学者、國…

登場人物の魅力が光る「銀河英雄伝説3 雌伏篇」

my本棚91冊目は銀河英雄伝説3巻です。10分の3まで来ましたが、宇宙が舞台という設定や登場人物の多さもあり、ダレる感じもなく一気に読めてしまうこの作品。 「銀河英雄伝説1 黎明篇」をゲーム感覚でのめり込む様に読みました 三国志に並ぶ名作!「銀河英雄…

投資を始めるならまず読んでおきたい「竹中先生、これからの『世界経済』について本音を話していいですか?」

my本棚90冊目は当ブログでもおなじみ(?)作家で元外務省主任分析官の佐藤勝さんと慶応義塾大学教授の竹中平蔵さんによう対談本です。少し前に竹中さんとホリエモンの対談本を取り上げましたが、それの第2弾と呼べるでしょうか。 今回の本は2015年9月に行な…