備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

小説

【113冊目】最後まで一気読みしたくなる「銀河英雄伝説7 怒濤篇」

銀英伝は自分の中で勝手に月1連載的に記事にしようと思っていたんですが、5月は読み終わっていたものの記事にできず、6月にずれ込んでしまいました。 とはいえいよいよ7巻まで来ました。フィナーレに向かって舞台が整いつつあるように感じますが、今巻はその…

【105冊目】戦略と戦術の違いは「銀河英雄伝説6 飛翔篇」を読めばわかる

my本棚105冊目は月に一度のお楽しみ(?)になってきた「銀河英雄伝説」の第6巻です。ようやくこの物語も後半に入ってきました。 これまではラインハルトとヤンという2人の主人公を軸にストーリーが進んできましたが、この6巻からは3人目の主人公としてヤン…

【101冊目】それぞれの正義がぶつかる「銀河英雄伝説5 風雲篇」

my本棚101冊目は月1ペースで読み進めている銀河英雄伝説の5巻です。全10巻なので、今巻は前半のクライマックスにあたると思うんですが、まさにクライマックスという言葉が相応しいスリルさとダイナミックさがありました。 サブタイトルの「風雲」を辞書で調…

まだ読んでない方のためにさらっと紹介「騎士団長殺し 村上春樹」※抽象的なネタバレ含む

my本棚98冊目は先日出版された村上春樹さんの新刊、騎士団長殺しです。 7年ぶりの長編小説ということで、首を長くして待った方も多いと思うんですが、私もその一人です。毎度毎度ニュースになることや爆笑問題の太田さんなどアンチも多いのでブログ記事にす…

SFの中でも歴史は繰り返すのか「銀河英雄伝説4 策謀篇」

my本棚95冊目は銀河英雄伝説の4巻です。10分の4まで来ました。まだ先は長いですが、読み終えるたびにその後の展開が気になってしょうがなくなります。 <過去記事> 登場人物の魅力が光る「銀河英雄伝説3 雌伏篇」 三国志に並ぶ名作!「銀河英雄伝説2 野望篇…

登場人物の魅力が光る「銀河英雄伝説3 雌伏篇」

my本棚91冊目は銀河英雄伝説3巻です。10分の3まで来ましたが、宇宙が舞台という設定や登場人物の多さもあり、ダレる感じもなく一気に読めてしまうこの作品。 「銀河英雄伝説1 黎明篇」をゲーム感覚でのめり込む様に読みました 三国志に並ぶ名作!「銀河英雄…

三国志に並ぶ名作!「銀河英雄伝説2 野望篇」

2017年1冊目、my本棚86冊目は田中芳樹さんのSF小説、銀河英雄伝説の2巻です。1巻から2カ月も空いてしまいましたが、まだこれでも10分の2なんですよね。先は長いな~という感じですが、いざ読みだすと先の展開が気になって一気に読み終えてしまうという、中毒…

人生がうまくいかないと思ったら「アルケミスト」を読んでみよう

my本棚81冊目はブラジルの人気作家、パウロ・コエーリョの大ベストセラー小説です。訳者あとがきによると、パウロは1947年にリオデジャネイロに生まれ、3年間の世界旅行の後作詞家として活動、その後作家に転身します。 著者は世界で最も多くの人に読まれて…

タイムトラベルの古典的名作「夏への扉」を読んでさわやかな気分に包まれました

my本棚75冊目は超有名SF小説「夏への扉」です。今更ながらSF小説を読みだした私ですが、とにかく何から読んだらいいかわからなかったのでおすすめを調べてみると、必ずと言っていいほどこの本が挙がっています。 著者のロバート・A・ハインライン(1907年生…

「銀河英雄伝説1 黎明篇」をゲーム感覚でのめり込む様に読みました

my本棚70冊目は小説家・田中芳樹さんの大作SF小説です。少し前にこれからSF小説を積極的に読むと宣言しましたが、第二弾もベタベタな所から選んでみました。 ↑第一弾はこちら。 銀河英雄伝説は前から少し興味はあったんですが、全10巻ととにかく長いので(外…

想像力を鍛えようと「星を継ぐもの」を読んだら想像以上に面白かった!

my本棚66冊目はSF小説の傑作、ジェイムズ・P・ホーガンの「星を継ぐもの」です。 以前当ブログで小説はあまり読まないようにしていると書きましたが、実はこれから積極的にSF小説を読もうと思っています!理由は永江一石さんと岡田斗司夫さんがSF小説をおす…

真田丸もいよいよ終盤!「城塞 司馬遼太郎」を読んでみた

my本棚65冊目は司馬遼太郎さんの「城塞」です。以前当ブログで取り上げた、「関ヶ原」の続編にあたります。 前から著者の本は読んでいましたが、大河ドラマ「真田丸」が面白いのでこの2つの本も読んでみました。 小説「関ヶ原」における真田家の出番は、昌幸…

真田丸を見てるあなたは「関ヶ原 司馬遼太郎」も読むといい

my本棚43冊目は歴史小説家の大家、司馬遼太郎さんの小説です。司馬遼太郎と言えばこれまでの多くの方に読み継がれていて、そしてこれからも末長く読まれていくだろうことから、歴史小説家でありながら自らも歴史的な人物になってしまった人ではないでしょう…

日航機事故の裏にこんな物語があった 「クライマーズ・ハイ 横山秀夫」

my本棚36冊目は元新聞記者である作家の横山秀夫さんの小説です。実は私は普段意図的に小説を読まない様にしています。 知識欲を満たしたいという気持ちがあり、文芸書よりも自然科学系やビジネス系の本を読んでいますし(まあこのブログの記事のラインナップ…

30代以下の人も日本航空の事件をちゃんと知っておくべきだ 「沈まぬ太陽 山崎豊子」

my本棚27冊目は、社会派小説家の大家、山崎豊子の代表作品「沈まぬ太陽」です。著者の事をわざわざ私が説明する事もないと思いますが、その取材の綿密さから描かれる重厚な内容には圧倒されるばかりです。 全5巻と長編小説で、正直ある程度本に慣れた方でな…