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備忘録的 本棚ブログ

読んだ本の感想や書評を備忘録的に書いていきます。本棚の様に積み上げていくつもりです。

【103冊目】ブログが地獄から抜け出す一歩に「肩書き捨てたら地獄だった 宇佐美典也」

肩書き捨てたら地獄だった - 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方 (中公新書ラクレ)

 

年度替りでなかなか読書もブログを書く時間も取れませんでした…。環境が大きく変わった方もそうでない方も、年度替りで心機一転、がんばりましょう~。

というわけで(?)、my本棚103冊目は、東大卒で元官僚の宇佐美典也さんの本です。タイトル通り、著者が官僚というこれ以上ない肩書を捨ててしまったがゆえの苦悩や、地獄から抜け出すためにしてきたことが赤裸々につづられています。

 

著者が地獄から抜け出すためにフル活用したのが、官僚時代から続けていたブログだったそうです。ブログを書くことやこれからの時代を生き抜くためのヒントが書いてあるのではと思い、この本を手に取りました。

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【102冊目】年間120冊の学術書を読む「米国製エリートは本当にすごいのか? 佐々木紀彦」

米国製エリートは本当にすごいのか?

 

my本棚102冊目は、経済情報に特化したネットニュース共有サービス「NewsPicks」の編集長、佐々木紀彦さんの本です。

この本は氏が2011年に出版したもので、当時は「週刊 東洋経済」の記者さんでした。そんな氏が、2年からのスタンフォード大学留学時の経験や知見を1冊にまとめたのが今回紹介するこの本です。

 

米国製エリートはすごいのか?もちろんこのタイトルは反語になっていますから、(すごいところもあるけれども)決して全面的にすごいわけではないよと言いたいわけです。ただこれは日本にいるだけではわからないことですから、留学経験のない私の様な人や、留学してみたいと考えている学生・社会人の方は一読の価値ありだと思います。

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【101冊目】それぞれの正義がぶつかる「銀河英雄伝説5 風雲篇」

銀河英雄伝説〈5〉風雲篇 (創元SF文庫)

 

my本棚101冊目は月1ペースで読み進めている銀河英雄伝説の5巻です。
全10巻なので、今巻は前半のクライマックスにあたると思うんですが、まさにクライマックスという言葉が相応しいスリルさとダイナミックさがありました。

 

サブタイトルの「風雲」を辞書で調べてみると、文字通り風と雲、という意味のほかに、事の起こりそうな情勢とか、竜が風と雲とを得て天に昇るように、英雄・豪傑が頭角を現す好機などという意味もあるようです。事は起こりまくりますし、頭角も現わしまくってましたw

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【100冊目】東日本大震災から6年、今こそ「一般意志2.0 東浩紀」を読みなおそう

一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社文庫)

 

my本棚もようやく100冊到達です!ブログを再開したのが去年の7月で、そこからだと9か月で80冊ほどの本を記事にしてきました。速読ができないのでスローペースですが、今後も愚直に本を読んでは記事に残していこうと思います。

 

そんなこんなで記念すべき100冊目は哲学者で作家の東浩紀さんの本です。100冊目に意図的に選んだわけではないですが、東さんは哲学者でありながら積極的にメディア(主にニコニコ動画などネットですが)にも出ていて熱心に活動されているので、個人的に好きですし応援しているところがあります。

理由が自分でもよく分からず意外なんですが、結構このブログの中では東さんの記事が読まれている方でもあります。

「父として考える 東浩紀・宮台真司」を読んでコミュニケーションの大切さを感じたよ 

ネットよりリアルが大事「弱いつながり 東浩紀」

 

今回紹介する著作は氏が2009年から11年の春まで連載していたものが書籍化されたもので、さらに2015年に文庫化されたものを私は読みました。文庫化にあたって、東京大学教授で政治学者の宇野重規さんとの対談も収録されています。

 

タイトルの一般意志とはルソーというフランスの思想家が唱えた概念であり、それを著者が21世紀の現代において再定義するというのがこの本に書かれています。

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どんな本を読んだらいいか迷ってしまうあなたに 「読まなくてもいい本の読書案内 橘玲」

「読まなくてもいい本」の読書案内:知の最前線を5日間で探検する (単行本)

 

my本棚も99冊目まで来ました。ブログ運営の記事を見ると、100記事書いてからが本番なんてことがよく書いてあるのですが、これでようやく本番なんですかね。確かにおかげさまで(?)はじめのころよりも本を読むのも文章を書くのも上達したかなと思います。もちろん人に読んでいただければ嬉しいですが、何より自分の読んだ本の備忘録として、今後もブログ運営を続けていこうと思います。

前置きが長くなりましたが、今回は投資や経済、社会時評に精通した作家、橘玲さんの本です。去年は同じく氏の著書「言ってはいけない」がベストセラーになりましたね。

↑の本には現代の進化論が解き明かした残酷で面と向かっては言いにくい真実が書かれていましたが、今回紹介する本にも進化論について触れられています。

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まだ読んでない方のためにさらっと紹介「騎士団長殺し 村上春樹」※抽象的なネタバレ含む

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 

my本棚98冊目は先日出版された村上春樹さんの新刊、騎士団長殺しです。

7年ぶりの長編小説ということで、首を長くして待った方も多いと思うんですが、私もその一人です。毎度毎度ニュースになることや爆笑問題の太田さんなどアンチも多いのでブログ記事にするのもためらってしまうというのが正直なところなんですが、それでも村上主義者のはしくれとしてやはり記事にしておこうと思います。

 

村上春樹ファンのことを「村上主義者」と呼びたいとご本人が↓でおっしゃってます。

 

村上さんのところ コンプリート版

村上さんのところ コンプリート版

 

 

基本的に著者の作品は発売前には内容が明かされないんですが、今回は「騎士団長殺し」というタイトルだけで期待が高まりました。騎士団長って、まさか今回は中世の話?と思いましたが、普通に現代の話でした。

 

既に読み終えたという熱狂的なファンの方は少なくないと思うんですが、まだ発売されて間もないですから、ネタバレは少なめに感想を書いてみます。

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決して折れない鉄の意志「直撃 本田圭佑」

直撃 本田圭佑 (Sports Graphic Number)

 

my本棚97冊目はイタリアの名門、ACミラン所属で日本代表プロサッカー選手である本田圭佑さんのインタビュー本です。

私は健康の事を考えて多少の運動はしますが、もともとスポーツに打ち込んでいたというわけではありません。ですがプロスポーツ選手の発言や行動には注目しています。フィジカルは当然、メンタルも鍛えていなければその世界のトップレベルにはなれるはずがないからです。その精神性はスポーツをやっていない普通の社会人でも学ぶ所は多いと思います。

横綱白鵬さんからも多くの学びがありましたが、メンタル面において本田圭佑さんほど優れた人間もいないでしょう。小学校の卒業文集にセリエAのチームに入団して背番号10をつけると書いて、それを実現させた原動力は、メンタルの尋常ではない強さに他なりません。

そんな本田選手を、スポーツライターの木崎伸也さんが7年に渡り取材しています。言葉というボールの蹴り合いが、この本の中に収められていました。

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