ブロガーにとって大切なことがわかる1冊「職業、ブックライター。 上阪徹」
my本棚85冊目は本のタイトル通り、ブックライターとして活動されている上阪徹さんの本です。
俗にゴーストライターなどとも呼ばれますが、経営者やスポーツ選手などにインタビューを行ない、本に仕立てていくお仕事を著者はブックライターと名付けています。
副題は「毎月1冊10万字書く私の方法」です。このブログで1500字の記事を書くにも一苦労な私にとって、どうやったらそんなに書けるんだと気になり、この本を手に取りました。
読んでみると、内容が非常に実践的でなるほどなと思うことばかりでした。しかし、それよりもびっくりしたのが、著者が手掛けた本の中のひとつに私が学生時代から心の支えになっていた「プロ論。」があったこと。
50人の著名人の仕事や思いがまとめられた本なのですが、自分がどう生きていこうか迷った時、定期的に読み返しています。一生懸命の大切さを気づかせてくれる本です。
…このまま違う本の紹介になってしまいそうなので話を戻しますが、上阪さんのプロ意識が随所に見られる良い本でした!
続きを読む一人ひとりが権力を手にする時代とは 「第五の権力 Googleには見えている未来」
my本棚84冊目はGoogleの会長エリック・シュミットと、GoogleのシンクタンクGoogle Ideas創設者兼ディレクターで2013年には“世界で最も影響力がある100人”にも選ばれているジャレッド・コーエンによる共著です。
タイトルの第五の権力は、立法、司法、行政のいわゆる三権、政府を監視する報道機関の第四の権力に次ぐもので、世界中の人々がオンラインで繋がったときに手にする新しい権力のことを指しています。
そんなパワーを自分も手にしつつあるなんてびっくりしますが、確かに今更説明する必要もない位、インターネットは水や電気といったインフラと同様、欠かせない存在になっています。
今はまだ先進国でしか普及していないかもしれませんが、2025年には世界人口80億人のほとんどがオンラインで繋がると予想されています。
仮想世界と現実世界のはざまで我々はどう生きるのか、国家や政治はどう変わっていくのか、戦争やテロはなくなるのか、二人の天才が予想する未来が書かれています。刺激的な一冊です。
続きを読む人生がうまくいかないと思ったら「アルケミスト」を読んでみよう
my本棚81冊目はブラジルの人気作家、パウロ・コエーリョの大ベストセラー小説です。訳者あとがきによると、パウロは1947年にリオデジャネイロに生まれ、3年間の世界旅行の後作詞家として活動、その後作家に転身します。
著者は世界で最も多くの人に読まれている50人の作家のうちの一人とも言われるほどだそうですが、そんな著者の作品の中でも最も広く読まれているのがこのアルケミストなのだとか。
私がこの本を読もうと思ったきっかけは、以前読んだ出口さんの読書本の中でおすすめされていたからです。
アルケミストとは錬金術師のことです。夢を追う少年が錬金術師と出会い、夢をつかんでいく童話風の物語なのですが、大人が読んでも大切なことを気づかせてくれる一冊だと思います。
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